こんにちは。たぐちです
私のメインPCは長い間HDDだったんですが、安さに惹かれてSSDに交換しました。
ずっとHDDだった理由は私がPCの電源をほぼオフにすることがないからです。
SSDの一番の利点はPCの起動時間が速いということ。
でもずっと電源入れっぱなしだったらSSDはそこまで必要ないなと感じていたんです。OSを切ることもないし、起動させることもないですからね。
そこでこの記事では
- PCは常時起動でもSSDにするメリットはあるのか
- SSDにする利点
- HDDと変わらないところ
3点について書いてみました。
※デスクトップPC前提です。ノートPCの人はメリットしかないので今すぐ交換。
私のメインPCスペックと交換したSSD
メーカー製ではなく自作PCです。4年前に組み立てたひと昔前の構成ですが、スペックはなかなか良いので日常で困ることはほとんどありません。
- 形状:自作のデスクトップ
- OS:Windows10
- CPU:Core i7-4790
- メモリ:16GB
ちなみに今まで使っていたHDDはWDのRed。NAS用なので24時間365日つけっぱなしでも大丈夫な耐久性があります。事実4年使ってるけど壊れていないし、調子も良い。
交換したSSDはCrucialのMX500です。安かったので購入。定番なので間違いない。
あまり関係ないけどグラボはGTX 970を積んでいます。
WDの赤(HDD)とCrucialのMX500(SSD)ベンチマークの比較
どちらもストレージは1TB。
ベンチマークはおなじみのCrystalDiskMarkを使います。
- HDD:読み込み136.3MB/s、書き込み134.4MB/s
- SSD:読み込み559.6MB/s、書き込み511.8/MBs
約4倍といったところでしょうか。
思ったよりHDDの読み込みスピードが速かったのに驚き。
5400rpmのわりに速いので、比較としてはちょっと面白くない。
SSDにして良かったところ
起動・終了が高速
当たり前だけど、めちゃくちゃ早くなります。
HDDのときは起動するまで2分ぐらい掛かってましたが、SSDだと15秒ぐらいで起動します。気が付いたらもう起動しているレベルで速いです。
常時起動な私でもOSやソフトのアップデートで再起動することはあるので、この利点は大きい。
こんだけ起動・終了が速いなら常時起動派から電源オフ派に鞍替えしてもいいかも。
Windowsのアップデートが瞬殺で終わる
HDDのときはダウンロードからインストール、再起動までめちゃくちゃ長かった。
SSDなら一瞬で終わります。ビックリするほど早いです。
まずインストールも早いですからね。
これは衝撃的なので体験してほしいです。
ソフト(アプリ)の立ち上がりが速い
HDDのときはメールの確認をするのにも、「メーラー立ち上げ→メールの受信→読み込み」という感じで目に見えて順番がわかる感じでした。
SSDにしてからはメーラーを立ち上げるともうメールが受信されています。
恐ろしいほど速い。
私が使うソフトで体感でわかるほど速さが違ったのは
- Steam
- iTunes
- Excel・Word・PowerPoint
この辺です。
SteamとかHDDのときはアプデの確認に毎回時間をとられて、かなりの時間がかかってましたが今は一瞬で起動します。
iTunesもWindows限定で重いソフトの一つだったけど、速くなりました。
Appleの陰謀かなんか知らんけど、なんでiTunesってWindowsであんなに重いのか。
ゲームのロード時間が短縮
SSDのメリットでよく言われるゲームでのロード時間。
4KでFPSとかしないので恩恵があるとは思ってませんでしたが、結構変わります。
ちなみに1番プレイするシヴィライゼーションシリーズ。
HDDでも起動にはそこまで時間が掛からないんですが、メニュー画面に行くまでのロードがくっそ長いんです。
この起動→メニュー画面までの時間がかなり縮小されました。
Civ5レベルでもこんなに変わるんだから、重いゲームなら劇的な変化でしょうね。
でもロード時間が短くなったおかげで、ゲームをやりすぎてしまうのはデメリット。
動作音がなく静か
静かというか無音。例えでいうとPSPとDSぐらい音が違います。車で言ったらスポーツカーとプリウスぐらい。
HDDの独特のカリカリ音がなくなったのは大きい。
とはいうものの、私はPCにHDDも積んでるのでHDDが落ちるまでは音がするけどね。
この音がうるさいのでPCから外してNASにぶっこもうかと考えています。
HDDと変わらないところ
スリープからの復帰はあまり変わらない
多少SSDが速いけど、OSの起動や終了ほどHDDとの体感差はない。
スリープからの復帰に関しては「HDDからSSD」より「Windows8.1からWindows10」の方が差を体感できる。
つまり常時PC起動派にとってはSSDの利点がかなり減ってしまう。
残念なことだけど、これが現実でした。
結論「PC電源つけっぱなし派はメリットが薄くなる」
SSDの大きな利点の1つである、起動・終了時間の短縮を実感できないので、HDDからSSDに交換してもそれほどの感動はありませんでした。
もちろんメリットはたくさんありますが、ブログやYouTube、ネットサーフィンレベルでの用途ならHDDでも十分かなと感じました。
HDDに不満がないなら交換しなくてもいい。
PC自体そこそこのスペックなので、SSDのメリットが薄れてしまうのもあるかも。どんなソフトも読み込みは遅くてもある程度は動いちゃいますからね。
かと言ってもう一度HDDを使う気にはなれないほどSSDは快適
SSDが快適なのは間違いないです。使い始めるとHDDの遅さには戻れません。
ソフトの使い勝手が全然違うんですよね。
起動が速くなるだけでこんなに快適なるのかと感じました。
またスリープにする意味があまりなくなりました。
シャットダウン→起動が速いのですぐにPCを使えます。
今までは寝てる間も会社に行っている間もつけっぱでしたが、最近は長時間利用しないときは電源をオフにするようにしています。
というのもスリープは停電がコワイ。台風21号以来、停電恐怖症です。
電源つけっぱでもSSDにするメリットのまとめ
- スリープからの復帰はHDDとあまり違いはない
- ネットサーフィンレベルの使い方ならHDDで十分
- ゲーム、重いアプリを使うならSSDにする価値はある
- パファーマンスより作動音が静かなのがメリット
- でも一度SSD使いだすとHDDが嫌になるのは本当
正直、PCの電源を常時つけっぱなしの人はSSDのメリットはそこまで大きくない。
ただソフト(アプリ)やゲームの使い勝手は格段によくなるので、こういうのを頻繁に使う人ならメリットはたくさんあるでしょうね。
個人的にはSSDにするより、Windows10にしたことの方が違いを体感できました。
古いOS使ってる人はSSDにするより、OSをWindows10にした方が大きな違いを体感できると思います。
まあ停電のことを考えたら電源オフにする方が良いし、それを考えれば絶対SSDの方が使い勝手がいいしメリットも大きい。
安くなってきているので気になっているなら交換をおすすめします。