こんにちは。たぐちです
突然ですが、あなたのお仕事はホワイトカラーですか?ブルーカラーですか?
このブログでも何回か話しているので知っているとは思いますが、私はブルーカラーです。いわゆる現業職というやつです。
はてなブログをはじめ、ブログを含むネットの世界を見渡すと、ホワイトカラーの方が多いかなと言う印象を受けます。もちろんブルーカラーの人もいるし、専業主婦の方や学生さんなど、どちらでもない人もたくさんいます。
地元の同級生とかに、たまに会うと「結婚はしてるの?仕事はなに?」と聞かれることが多いです。そこで自分の仕事の話をすると「へぇそうなんや(結婚もしないで現場の仕事か)」みたいな、見下された感じの反応をされることが多いです。
ブルーカラー(独身)で何がわるい?
ブルーカラーだって良いところはいっぱいあるんだぞ!というわけでブルーカラーの良いところをご紹介したいと思います。
ホワイトカラーとブルーカラー
最近の若い人はあまり使わない言葉なので、ご存じない方もいるかと思います。
簡単に説明すると「ブルーカラー=現業」、「ホワイトカラー=事務職」です。
そもそもブルーカラーってなに?
ブルーカラー(英:blue-collar。青い襟。色彩を意味するcolorではない)とは、主に作業服を着た現場の作業員など現業系や技能系の職種で、業務内容が主に肉体労働が主体である者を指す。対義語はホワイトカラー(白襟。ワイシャツの襟が白である事から総合系のデスクワーカー)。
まあ簡単に言うと、作業服とか制服を着るような現場仕事をしている人はブルーカラーで、スーツを着てデスクワークしているのが、ホワイトカラーということです。スーツは着てないけど、プログラマーなんかもホワイトカラーに属します。
どんな仕事があるのか
皆さんがブルーカラーと聞いてまず浮かべるのは工場の仕事ではないでしょうか?
もちろん工場で働く人はブルーカラーの代表格ですが、その他にも電車やバス、タクシー、宅配トラックなどの運転手、駅員、ビルメン、土木・建設関係などいろいろとあります。
それに工場だけでも色んな工場があるので、やる仕事は業種や職種でまったく異なると言ってもいいぐらいです。ブルーカラーでもデスクワーク的な仕事をされている方もいます。メタルカラーと言われるような人はその代表格ではないでしょうか。
ブルーカラーのメリット
キツイ、汚い、危険のいわゆる3Kのイメージが強いブルーカラーですが、メリットもたくさんありますよ。
1.残業が少ない
ホワイトカラーに比べて何時から何時までと、しっかり時間が決まった仕事が多いので残業は比較的少ないです。残業があったとしても残業代などはきっちりと出て、サービス残業になることは少ない。
2.就業時間がきっちりしている
上でも述べた通り、何時から何時までと就業時間がわりときっちりした仕事が多いです。なのでプライベートの予定も立てやすい。
サービス残業が少ないのも就業時間がきっちりとしているからです。
3.休みがしっかりとれる
カレンダー通りだったり、シフト通りだったりと休みがきっちり取れるところが多いです。また休日出勤もホワイトカラーより少な目で、有給消化率もホワイトカラーよりは高めです。
4.転勤が少ない
総合職が少ない分、転勤や異動も少ないです。
同じところにずっと住めるので、結婚など将来の計画も立てやすいと思います。
ちなみうちの会社は異動が多いですけどね。インフラ関係なんで業種的に仕方ないです。異動といっても家から通勤圏内で、大阪から東京とかはないです。
5.大手に就職しやすい
現業職の社員登用を積極的に行っている企業は多いです。わけのわからない会社で総合職するより、大手企業で現業職する方が給料が高かったりするしますよ。
総合職は新卒だけですが、一般の現業職なら大手企業の社員も夢ではありません。しかも大手は採用数も多いのでチャンスも多いです。私もバイトから社員登用を経て、正社員になりました。
6.通勤着に困らない
これは結構なメリットです。特に私のようなたいしてオシャレしない女にとっては。
毎日スーツを着て通勤となると、結構たいへんです。スーツを買うお金以外にも、クリーニング代がかかるし、自分でシャツにアイロンをかけるなら手間もかかります。
女性ならオフィスカジュアルと言う名のオシャレをしなくて済みます。
その点、制服や作業着なら私服で通勤できるので楽だし、お金もかかりません。ただ一部の会社では、通勤の際にスーツ着用などを求める場合もあります。
ちなみにうちの会社は私服通勤OKですが、スーツで通勤している方も10人に1人ぐらいはいます。勉強会とか発表会などは原則スーツとなっています。
7.人間関係に悩まない
一人でする仕事も多いし、接客があったとしても今後関わることがないお客様なので、人間関係に悩むことは少ないと思います。ホワイトカラーほどコミュニケーション能力を求められることもないでしょう。
業種によってはチップやジュースなんかを、たまにくれるお客さんもいるので、嬉しいところ。
男性の割合が高い職場が比較的多いので、楽なのかもしれない。
ブルーカラーのデメリット
どんな仕事にもデメリットはあります。一応デメリットも紹介しておきます
1.給料が安い
安いというか、あまり上がらないと言った方が正しいです。ずっと年収420万といった感じ。
若いうちはホワイトカラーよりも給料が高いですが、年を取ってくると追い抜かれます。大手であっても高度技術職でもない限りは年収1000万は厳しいかも。
そこはやはり一般職と総合職の差ですね。もちろんホワイトカラーでも一般職と比べたら給料はそこまで変わらないですが。
2.女性が少ない
はい少ないです。職場において女性と出会う機会は格段に減ります。
でも「別に女なんかどうでもいいわ」という人にはメリットです。逆に女性は男性との出会いが増えるのでメリットでもあります。ただ同性が極端に少ない職場って女から見ても、そこまでメリットがあるようには私は感じません。やはり仲間が欲しい
3.3K
これは業種や職種などで大きく変わってきます。特に「危険」に関しては現在機械化も進んでいるので死亡事故はゼロに近いです。ただホワイトカラーに比べて、危険が多い仕事であることには間違いはないでしょう。
「きつい」に関しては人それぞれかと。やはり肉体労働なので身体はきつくなると思います。また夜勤や交代制が多いのでそれが合わない人はかなりキツイと思います。あとエアコンが効いていないところもあるので夏場は暑かったり、冬は寒かったりと大変なのも事実。ただ工場なんかはエアコンを設置しているところも結構あるので、一概に言えないですね。
「汚い」に関しては業種で大きく違いますね。クリーンルームなんかがある工場ならキレイでしょうし、運転士なんかもそんなに汚れる仕事ではないです。ただ清掃業や土木・建設業、整備系はどうしても汚れ作業が多いですね。仕方ないです。
ちなみに私の職場は1.5Kぐらいでしょうか。安全面に関しては口酸っぱく言われます。
余裕のある暮らしができる
残業や休日出勤、転勤が少ないのでプライベートの時間に余裕が持てます。
仕事も大事ですが、家族・友人と過ごす時間や、趣味の時間も大切にしたいですからね。私は勤務時間も8時間以下なんでブログ書いたり、ゲームしたり、本読んだりと結構充実した毎日をおくることができています。年休もしっかりと使えるので、しょっちゅう旅行しています。
ただ割合の話であって、ブルーカラーだからと言って全部「余裕のある暮らし」ができるわけじゃないです。事実「某宅配便業者ドライバーの荷物叩きつけ問題」とかあったように、過酷な労働状況で働いている人はたくさんいます。
「ブラック企業」や「長時間残業」「過労死」などの問題になっている世の中ですが、別に仕事なんていくらでもあります。今やってる仕事がしんどいなら逃げちゃって、楽な仕事を選んでもいいんでないと思います。給料少なくても、バイトでも身体を壊すよりは良いでしょ。と言いつつも「バイト」な自分に許せなかった過去がありますが...。
まとめ
人には向き不向きがあると思います。ただ自分で向いていないって思ってても、案外向いていたりするので、自分で決めつけて可能性をゼロにするのは勿体ないと思います。
以下、私が思うブルー向きな人。
- 給料はそこそこでもいい
- 毎日定時で帰ってプライベートな時間を大切にしたい
- 転勤や異動はしたくない
- できるだけ一人で仕事がしたいって人
- 体を動かす仕事がしたい
- メーカー、土木・建築業、インフラ系などに就職希望
- 理系
ブルーカラーと言ってもいろんな仕事があるので、全部当てはまるとは限らないですけどね。
あとブルーカラーって肉体労働ばかりのイメージがありますが、結構頭も使いますし、事務仕事も多いです。図面や数字とにらめっこな時間も多いです。会社や職種によっては、プログラミングなんかもしなきゃいけなかったりするんで、最低限のPC操作はできた方が良いですね。
以下、私が思うホワイトカラー向きな人。
- コミュニケーション能力が高い
- 稼ぎたい
- 総合職希望
- 語学力を活かしたい
- 人と常に関わりたい
- デスクワークがしたい
- 金融、商社、IT、技術職以外の一般公務員などに就職希望
営業なんかは結構動くのである意味ホワイトカラーの方が体を動かしているのかもしれません。
金融やIT関連なんかは文系より理系の方が向いているので、ホワイトカラー=文系って感じはしないですね。お医者さんも理系だし。
それに今「IT・デジタル土方」と言われるようなホワイトカラーなのに、肉体労働色が強い仕事もあるのが現状です。この話はネット上にたくさんあるので、専門家におまかせするとしましょう。たぶん私が話すより最適なブログがあると思います。
そして、誰か「ホワイトカラーのすすめ」を書いてくれないかな。