黒トイプードルのぶろぐ

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【お金より休日】私が春闘に望む、7つのこと

組合活動をしている人達

こんにちは。たぐちです

早いもので、今年も3月に入りました。

世間は引越、卒業、入学・入社準備、決算処理など何かと忙しい季節です。

会社員にとって、この時期気になるものと言えば「春闘」があります。

毎年、大手企業の「ベア5000円」「定期昇給5000円」などニュースで騒がれています。

 

私が勤める会社にも組合があって毎年「春闘」が行われています。

超大手企業のようにベア5000円とまではいきませんが、私が正社員になってからは毎年ベアを獲得しています。

そこで今回は私が、春闘に望むことを書いてみました。

 

 

そもそも春闘って何?

私も組合がない中小企業時代はたいして意識していなかったので、春闘が何かよくわかってなかったです。そこで引用ですが「春闘」とは何かを説明。

 

春闘(しゅんとう)とは:

日本において毎年春(2月)頃から行われる賃金の引上げや労働時間の短縮などといった労働条件の改善を要求する労働運動である。
呼称は「春季生活闘争」、「春季闘争」、「春季労使交渉」などと言われている。
まずは自動車や電気機器、鉄鋼などの大手製造業(各社の労働組合が全日本金属産業労働組合協議会(金属労協)に所属しているため金属産業と呼ばれる)が口火を切って交渉し、その年の労働条件の方向性が固まる。その後、鉄道や電力会社などの非製造業が交渉に入り、いわゆる大手企業の春闘が終了する。そして中小企業では概ね3月中に労働条件の改善交渉が行われて、その年の春闘が終了する。なお、公務員などの春闘もある。
しかし、近年では若者を中心にイベント化しているとの声が上がっている。また、非正規社員は参加できないため、製造業などでは組合員数の減少が深刻な問題になっている。

 

出典:春闘 - Wikipedia

 

いつもなら大手自動車会社や大手メーカーなどに注目が行きますが、今年はなにかと話題の「ヤマト運輸」や「佐川急便」などの運送会社の交渉が気になるところです。

とくにネット通販をよく利用する身としては、他人事ではありません。

 

 私が春闘に望むこと

以前はベースアップや定期昇給など金銭面での望んでいましたが、最近は労働時間の削減と休日の増加を強く望むようになりました。現状も休日はやや少な目ですが、労働時間は長くないので厳しいです。

まあ「金銭面」「労働環境面」の両方を獲得があれば言うことなしなんですが。

 

 ベア 

生活水準を上げるためには「ベア2000円」は欲しいところです。

ただ今年の会社の業績や、世間の流れからいって、ベアは厳しそう。

ベアって組合員全員の給与水準を上げることになるので、企業負担が大きいんですよね。

一度上げると、下げるというわけにはいかないし。

 

私が勤めている会社では、ここ5年ほど毎年「ベア1000円」となっています。

パート従業員も時給10円から20円上げているので、フルタイムで働くとパートの方が給料が高くなるという状況になっています。

もちろんボーナスや退職金の基準額にもベアは影響するので、トータルで見たら社員の方が金額的にアップしているとは思います。

 

 ベアってなに?

ベアとは:

ベースアップとは、給与の基本給部分(ベース)に対しての昇給額、または率である。和製英語(base up)であって、実務家の間ではベアと略されることが多い。職務給が採用されている欧米には存在しない概念である。

出典:ベースアップ - Wikipedia

 

 社員にとっては基本給だけではなく、ボーナス、退職金にも影響するので獲得したい。

逆に企業側にとっては大きな負担になるので、避けたいのがホンネでしょうね。

 

定期昇給

 ベアがあった場合と、なかった場合で違いますが「定期昇給5000円」は欲しいところ。

うちの会社では、毎年だいたい「定期昇給4000円」が相場となっているので、現実味がある金額。

基本給が「年齢給」+「職務給」+「昇給」という古い給与システムの会社なので、50歳までは毎年いやでも上がる年齢給と、純粋な昇給が「定期昇給」ということになる。

純粋な昇給額だけでも「3000円」ぐらいは欲しいところ。

 

定期昇給ってなに?

定期昇給とは:

定期昇給制度(ていきしょうきゅうせいど)とは経営学用語の一つ。企業が従業員の昇給を実施する際に、それを従業員の年齢や勤続年数を基準とすることであり、このことから毎年自動的に定まった金額へと昇給されていくような仕組みのことをいう。この仕組みというのは昭和初期から多くの日本企業においての昇給の制度として導入されてきており、企業の中には労働協約、就業規則などでこれを定めているところも存在する。だが近年になってからは多くの日本企業は成果主義などといった事柄を取り入れるようになってきており、昇給というのは業績に応じて行われるようになっていることから、定期昇給制度を行わなくなっている企業が増加してきている。

出典:定期昇給制度 - Wikipedia

 

 

 

労働時間の削減

 理想は「1日7時間労働」ですが、現実味がないので「1日7時間30分」は叶えてほしいところ。

正直、今の7時間40分勤務でも時間が余ってしまって「やることないよ状態」になるので、10分ぐらい減らしてくれても、まったく問題ないです。

10分違えば、1本早い電車に乗ることができるので、帰宅時間も大きく変わってきます。

 

休日アップ

 プライベートな時間をもっと大切にしたいので、今回の春闘で一番望むのは、これ。

具体的には「年間休日120日」

これぐらいの休日なら実施している会社もあるので、絶対に不可能ではない数字。

 

休日が増えることで、家族がいる方は家族との時間を増やして旅行や、レジャーなどに行くことができるし、独身でも趣味の時間や親孝行に時間を充てることができます。

ストレス解消による医療費削減や、外出による経済成長など、休日増加によるメリットはたくさんある。

企業側も従業員の生産性があがって長期的に見ればプラスだと思うけどな。

 

ちなみに現状は、年間休日112日程度。

インフラ系企業のため、カレンダーなど無視でGW、お盆、正月休みなどの長期休暇はありませんし、世間が休んでいる時期に働かないといけません。

その代わりに、年間休日は増やしてくれても、ええんやない?という気持ちがあります。

 

年休の上限増

 休日が増やせないなら、「年休の上限を年間25日」望みます。

シフト制でいつ休みになるか分からないので、年休消費量が凄いです。

休みたい日に休ませてもらえないなら、年休の日数を20日以上に増やしてほしいです。

 

フレックスタイム制

定められた時間内なら、好きな時間に来て、好きな時間に帰宅が理想的。

だいたい同じような時間に出勤退勤をするから電車も混むんであって、バラせるならバラした方が良いのにと感じています。

 

ただ内勤業務ならいいけど、現業には適用は厳しい。

そのため、これはうちの組合は要望に入れていません。

満員電車撲滅のためにも、やれる業者や会社はやって欲しいです。

 

完全週休3日制

「Yahoo!」や「UNIQLO」が、導入するとかで話題になりましたね。

とにかくまとまった休日が欲しいので望んでいますが、さきほどのフレックスタイム制でも述べた通り、うちの会社では業務内容的に厳しいため、こちらも組合は要望していません。

 

仕事って勤務時間以外にも、休憩時間や通勤、化粧したり、着替えをしたりと、いろいろな事に時間を使わされますし、拘束されます。

週休3日にすると、勤務時間以外の余計な時間も少なくなるのが大きなメリットだと思います。

1日の労働時間が10時間でもいいから、週休3日制にしてほしい。

 

まとめ

お金も欲しいけど、とにかくプライベートな時間が欲しい。

そのためには「就業時間の削減」と「休日アップ」の両方を獲得してもらいたいですね。

今年はベアや大きな定期昇給には期待できないので、労働環境の改善だけでも、こちらの望みを大きく叶えていただきたいところです。

企業側としては、時間削減も負担でしょうが「無駄な残業をする人」をなくしていけば、超勤手当も削れるし、勤怠担当や経理の負担も減ってなんとかなるような気もするんですけどね。

もう、いっそのこと月に8割以上定時で帰った人がもらえる「定時手当」とか作っちゃえばいいのに、とか思っちゃいます。じゃないと本当に無駄に残業する人が多いし。

 

というか、安月給な私から毎月、3000円以上の組合費を徴収しているなら、最低限それ以上の回答をもらわないといけないんじゃないの?労働組合さん