こんにちは。たぐちです
みなさん「スナックワールド トレジャラーズ」というゲームをご存知でしょうか?
すでにアニメ化されているので、少し目にした方もいるかと思います。
レベルファイブの新規IPで妖怪ウォッチ並のヒットが期待されていましたが、ドラクエ11やスプラトゥーン2に話題を取られて少し空気になってしまったゲームです。
ただ妖怪ウォッチのようにブームになりそうな予感がするゲームソフトでもあります。
スナックワールド
スナックワールドは「イナズマイレブン」「ダンボール戦機」「妖怪ウォッチ」に続くクロスメディアプロジェクトの第4弾となるタイトル。
「クロスメディアプロジェクト」とは、ゲーム以外にアニメ、漫画、玩具などでメディア展開していく手法です。スナックワールドも4月からTVアニメが放送中で、漫画もコロコロコミックにて連載中。
レベルファイブというか、日野さんお得意の手法なので期待されています。
ニンテンドー3DS「スナックワールド トレジャラーズ」
- 王道と現代を混ぜたアクションRPG
- ニンテンドー3DSにて8月10日発売
- 来年にはスマートフォンでも展開予定
スナックワールドの世界観はハイパーカジュアルファンタジーと呼ばれる、「王道ファンタジーの世界」にコンビニやスマホなど「現代風」なものが混ざった世界となっている。
街並みや風景はドラクエやFFのような中世ヨーロッパ風だけど、中身はコンビニだったりスマホだったりと現代日本に近いので親しみやすいRPG。
ゲーム内容
- 主人公はアバターでキャラメイク可能
- アニメに登場するキャラクターは仲間として登場
- クエスト→ダンジョン→バトル→ボスというモンハンのようなシステム
- 入るたびにルートが変わる自動生成ダンジョン
- 戦闘システムはテイルズシリーズに近いアクション
- ジャラと呼ばれる装備品を武器化して戦闘する
- マルチプレイはローカル通信、ネット通信どちらも可能
主人公がアバターだったり、クエスト制でマルチプレイ可能だったりと、FFなどのMMORPGっぽい雰囲気ですね。ペルソナのような入るたびに形が変わる自動生成ダンジョンということもあり、子供だけじゃなく大人もやり込めそうです。
マルチプレイはローカル、ネットのどちらかだけどいうパターンも多いが2つ用意しているのがさすがレベルファイブと思いました。
ネットになかなか接続できない子供向けには友達と出来るローカル通信を、ネットにつなぎ放題の大人にはネット通信と、どちらのこともしっかりと考えられている。
戦闘システムはトレーラーを見た限り、コマンドとアクションを合わせたテイルズシリーズ近いもの。
最近はドラクエのようなコマンドオンリーの戦闘システムはなかなか受けないので、この選択はアリかなと感じます。懐古厨的にはコマンドでやりたかったけどね、ペルソナ5も売れたし。
ジャラとスナックという玩具アイテム
- ジャラはゲームを有利に進めるための武器
- スナックは魅力的なモンスター
- ジャラとスナックはゲーム上以外でも、タカラトミーが発売する「トレジャラボックス」で手に入る
ジャラというアイテムは戦闘のときに武器となり、ゲーム上で重要なアイテム。
敵にはポケモンのような「属性」だけではなく、「種族」や「色」があり、その属性などの弱点に応じたジャラを使ってバトルを有利に進める必要がある。
このジャラはゲーム上か、タカラトミーが発売する「トレジャラボックス」という1個500円の高い玩具に入ってます。玩具はNFCチップを3DSで読み取ることで、ゲーム世界でも使えるという、どっかで聞いたことのある上手い商売。
ということで、ジャラを手に入れたかったら
- マルチプレイでダンジョンマラソン
- 500円だしてトレジャラボックスを買いまくる
どっちにしろゲームにハマるように出来ています。さすが日野さん上手いです。
スマホ版は詳しいことが発表されていないのでわかりませんが、ガチャになりそうな予感しかしない。
ちなみにジャラにはブランドが設定されています。
このブランドは現実にある「ティファニー」とか「グッチ」のアクセサリーブランドのような扱いになっていて、女の子にもなかなか魅力的な設定。
この辺のシステムはスクエニがDSで出した「すばらしきこのせかい」に近いものがありますね。
しかし男子だけではなく、女子まで取り込もうとはレベルファイブ恐るべし。
レベルファイブは商売上手
レベルファイブは元々ただのデベロッパーでしたが、ドラクエ8で知名度を上げて近年はいろんなヒット作を出しています。
クロスメディアプロジェクトと呼ばれる、ゲーム以外でのメディア展開も得意です。
レベルファイブの有名なゲームソフトといえば
- レイトンシリーズ
- イナズマイレブンシリーズ
- ダンボール戦機シリーズ
- 妖怪ウォッチシリーズ
- 二ノ国
上記を見ればわかるように、ほぼ売上面で成功している。まあたまに「ファンタジーライフ」のようにコケることもあるけど。
ちなみに私がレベルファイブ関係で好きなソフトは「ダーククロニクル」「ジャンヌダルク」「ファンタジーライフ」です。どれも名作なのでプレイしてみてください。
レベルファイブが出すゲームソフトの特徴
- アニメ、漫画、玩具、スマホなどゲーム以外のメディア展開が多い
- キャラクターやモンスターをうまく使う
- 同じゲーム内容で色などの違いを出すだけの、いわゆるポケモン商法
- 子供や女性にもウケやすい、可愛らしい絵柄
ポケモンと若干似ていますが、イナイレのキャラクターや妖怪ウォッチの「ようかい」のように、キャラクターをたくさん使ったゲームが多いのが特徴です。
そしてアニメや漫画などのメディア展開も得意なので、ゲームがコケても玩具で開発費を回収できるシステムとなっています。いや、本当に日野さんには感心する。
また可愛らしい絵柄なのでキャラ売りがしやすく、女性ファンも付きやすい。
まとめ
こんなに大ブームになりそうなゲームですが、スプラトゥーン2とドラクエ11の話題に埋もれたのか、まったく盛り上がっていません。発売日も当初7月でしたが、8月に延期になっています。
そんな「スナックワールド」をまとめると
- 妖怪ウォッチに続く、クロスメディアプロジェクトの第4弾
- すでにアニメ化済みで、妖怪ウォッチのように玩具展開がされている
- ゲームをやり込むか、玩具を買わざるを得ないゲームシステム
- キャラやモンスターに個性があって、ポケモンのようなキャラ売りも出来る
- スマホ版にまったく続報がないが、ジャラがガチャ課金になりそうな予感
- レベルファイブの社長・日野さんすげー
個人的に発売日が8月にずれ込んだのは、良かったんじゃないかと思っています。当初予定されていた7月だと、それこそスプラ2やドラクエ11と丸被りですからね。
果たして「妖怪ウォッチ」のようになれるのでしょうか?
盛り上がってないけど、今後に注目のゲームです!